PROJECT STORY｜THE SHOP By URBANEST

01 PROLOGUE

新たな不動産ショップが一番大切にすべきことは何か。3人の不動産のプロが、アイディアをぶつけ合いながら、方向性を固めていった。

原点回帰。その象徴となる、不動産ショップをつくる。

グループ会社が開発するマンション「ヴォーガコルテ」シリーズのリーシングを軸に、総合不動産事業を展開する、アーバネスト株式会社。店頭での案内からネット集客へと業界のスキームが変化する中で、人と人とのつながりを大切にした不動産ショップづくりがはじまった。
「ネット中心の集客の中で、路面店を持たなくてもビジネスはできる。しかし、顔と顔を向き合わせる真のサービスに原点回帰したかった。路面店展開は、その象徴としてスタートした。」そう語るのは、プロジェクトリーダーの別枝だ。培ったDNAとして、アーバネストは一人ひとりのお客様との結びつきが強いと自信を滲ませる。それは、不動産管理に対応する中で、継続的にお客様とコミュニケーションを取り合う文化が根付いているからだと言う。「契約が終わったら付き合いが終わるのではなく、用事がなくても気軽に立ち寄れる場。不動産のことだけでなく、何でも相談してもらえるような存在になりたい。」代官山店のジェネラルマネージャーを務める佐藤は、プラスαの価値を提供する不動産ショップという目指すべきショップ像を描いていた。「家選びは、新しい人生の入り口。その相談を受ける側にいるということにやりがいがある。けれど、引っ越す時に以前の不動産会社に頼む人は少ない。この状況を変えて行きたい。」不動産業界の常識に挑むプロジェクトが、はじまった。

03 DESIGN

佐藤俊彦宅地建物取引士
THE SHOP BY URBANEST 代官山店 GENERAL MANAGER

店舗からサービスまで。全てで常識を覆して行く。

店舗デザイン監修の柄澤を中心に、店舗デザイン計画が進められた。日本はもちろん世界中のサードウェーブのコーヒーショップをスタディし、世界観を具現化していった。閉鎖的ではなく、オープンに。洗練されているが、居心地が良い。ただおしゃれなだけの空間ではなく、プロジェクトの当初からキーワードとしてあがっていた「用事がなくても気軽に立ち寄れる場」となる、意味のある店舗デザインとなった。その空間で働くスタッフのファッションもレギュレーションが設けられた。従来の「不動産会社＝スーツ」という概念を壊した、品のあるカジュアルが基本となり、お客様と同じ目線での接客を提供していく。「今後は、賃貸が入り口であっても、グループ会社のリソースを生かしながら、売買、注文住宅、土地、不動産のことなら何でも対応できる店舗にしたい。」と、佐藤が語るように店舗デザイン監修を務めた株式会社ウエスタと協力関係を構築し、自社物件開発にも積極的に取り組んでいく。「親身になって相談を受けるのは当たり前。その上で、お客様の言葉にならない理想のライフスタイルを提案することが必要だと考えています。」別枝が語るように、定期的に発行するライフスタイルマガジンなどを活用しながら、ハード面、ソフト面の様々な情報を広範囲に発信して行く。賃貸住宅、そして不動産業界全体に新たな波を起こすべく〈THE SHOP BY URBANEST〉の挑戦は続く。